ふるさと納税サイト「さとふる」と「ふるさとチョイス」の違いや特徴を比較!

「ふるさと納税」を支援するポータルサイトは現在9つあります。

その中でも、なんと言っても魁的存在である契約自治体の多い「ふるさとチョイス」と、ITのノウハウを駆使して自社のポータルの使いやすさを追求し、豪華でボリュームのある返礼品の開発から自治体と関わり、在庫から配送のまでを一貫してサポートする「さとふる」、そして総務省が運営する「総務省ふるさと納税ポータルサイト」の御三家が人気を分けています。

今回は、国(総務省)が運営するポータルと民営運営のものを比較しても組織の体制が違いすぎてあまり意味がないので、民営では最も契約自治体が多い「ふるさとチョイス」と、ユーザー目線に立ったダントツの使いやすさといわれる「さとふる」との違いを比較してみましょう!

「さとふる」と「ふるさとチョイス」の対応自治体の数と使いやすさを比較

「ふるさとチョイス」は、全国の「ふるさと納税寄付」を受け付けている自治体1,7881団体の内、2016年7月現在、950団体と契約を結んでいます。
最近では契約自治体と独自の返礼品計画と開発も行っています。

「ふるさとチョイス」と「さとふる」双方のポータルを同じ物差しで公平に比較をするのであれば、「ふるさとチョイス」の契約自治体は950団体で、「さとふる」が契約している地方自治体は2016年7月現在で95です。

ただし、インターネットショッピングを経験された方であれば想像しやすいと思いますが、950団体それぞれの返礼品や寄付金の使い道などをすべて見比べて検討するというのは、よほどパソコンでの検索になれていて、それに費やす時間がたっぷり使える人でもなければ、現実的とは言えませんね。

ましてや、私のように携帯からアクセスしているユーザーには、その数すべてを調べることは不可能です。
ですから「ふるさとチョイス」では、多くの検索条件タブをトップページに置いて負担を軽くする工夫をしてくれています。

一方で「さとふる」は、契約を結んだ自治体の情報だけが掲載されているポータルサイトです。

契約自治体だけの紹介ですから返礼品の写真も素晴らしく、どれも一級品の商業デザインと写真に仕上がっています。

そして「さとふる」がその自治体を理解して、その「お礼の品」も商品開発段階から関わっているので、「お礼品」の見せ方も説明文もリアルで魅力的です。

この二つのポータルのことを比較して考える時、こんな状況が頭に浮かびます。

「ふるさとチョイス」は、そこに行けば何でもそろう日本一の大型量販店だけれども、詳しい商品情報はメーカーに聞いて自分で解決する必要があるお店です。

「さとふる」は、お店に並んだ商品の数が少ないように見えるお店でも、どんな小さなことでも自分たちが扱っている商品全ての知識を持つ店員さんがいるお店です。

どちらにしても、良いとか悪いとかではなく、ユーザーの好みの問題になりますね!

「さとふる」と「ふるさとチョイス」を比較した口コミをレビュー

「ふるさとチョイス」の口コミとして多いもの順から書きますと、

『「ふるさとチョイス」が加入自治体として情報を登録しているのは1,780団体でその返礼品数は一万七千点以上ということでダントツの情報量です!』
『寄付金の使い方から自治体を選べる機能が気に入っています。』
『寄付する自治体を選ぶ方法が多いのが良い』

というご意見があります。

ということは、「ふるさとチョイス」はその名が示す通りに、ユーザーが自治体を選ぶ時のチョイスが多いということでしょうか。

確かに、「ふるさとチョイス」のトップエージには

  • 「お礼品でチョイス」
  • 「地域でチョイス」
  • 「使い道でチョイス」
  • 「ランキングでチョイス」
  • 「おすすめでチョイス」
  • 「災害支援でチョイス」

の検索条件が使えるようになっています。
一方で「さとふる」についての口コミには、実はかつて「ふるさとチョイス」のユーザーであったことが分かる意味合いのコメントをアップしている方が少なくないように思えます。

なぜかと言えば、

『契約自治体だけしか表示されないけれど、じっくりと内容が確認できるところが気にいってます。』
『多数決のように、人の意見に左右されずに自分で納得できるまで調べることができるのが良い』
『とにかく使いやすい。人に頼まれて代わりに寄付金申込みをする時も、取引明細と返戻金のデータがちゃんとマイページに反映されるところが気に入っています。前に使っていたポータルでは自分では○○という特産品を申込んだと思っていたら△△が届いた。けれども、履歴がマイページに自動で残らなかったので自治体とやりとりする時に困りました』

という口コミがあるからです。

つまり、「さとふる」が契約自治体の情報だけしか見れないポータルサイトだけれども、

  • じっくり比較できるということと
  • 申し込みから輸送、お届けまでちゃんと管理できるポータルサイトだということ

が安心だと捉えている人が多いということかもしれませんね。

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「ふるさとチョイス」の不便なことは?「さとふる」の不便なことは?

「ふるさとチョイス」は、その名の通り寄付できる自治体のチョイスが多い分、その膨大なデータがサイト内で飽和状態になっています。

ですので、パソコンユーザーにはある程度対応できても、「ネット=携帯からのアクセス」という携帯がインターネットのツールである生活をしているユーザーが圧倒的に多い現代の状況で、どうやって携帯ユーザーを挫折させずに最後のお取引まで導けるかどうかが「ふるさとチョイス」の課題かもしれません。

そして「ふるさとチョイス」が早急に解決すべき課題は、マイページの寄付履歴ページから配送状況が確認できるようにすることです。

そして口コミにもあるように、輸送システムと技術の整った今の日本で、一か月や半年以上のお届けリードタイムが必要だと主張する自治体をどうやって協力的な体質に変えるのか、どうすればその恐ろしく遅いお届けで到着する「お礼品」をそれでも待ちたい魅力的なものにするかというとだと思います。

言い換えれば、

己で管理できない自治体を、前向きで真摯な自治体と同じページと土俵で扱うのはいかがなものか?

ということと、

善意の寄付者にそその負の余波が行く状況はどうしたものか?

ということです。
そして面白いのは、それとは真逆な状況が「さとふる」の不便なところだと言えます

つまり、「さとふる」は契約自治体だけしかポータルで紹介してくれないのです。

なぜそうなるのでしょうか?

おそらくそれは、「さとふる」が自治体から出される「お礼品」の企画段階から参加しており、その生産能力、在庫保有状況、輸送までのリードタイムまでの計画とその正当性を確認してからポータルで紹介しているので、お薦めできるようになるまで掲載しないからです。

「ふるさとチョイス」と「さとふる」の便利な点は?

「ふるさとチョイス」の便利な点は、何と言ってもその契約自治体の多さと検索機能の項目が「自分意志で行う納税」という「ふるさと納税」のコンセプトに基づいているということです。

応援したい自治体を真剣に時間をかけて探すことができる、それが「ふるさとチョイス」の素晴らしい点です。

パソコン操作に慣れている方や多くのデータを比較することに抵抗がない方であれば、この検索対応情報はかなり貴重で役に立ちますね。

一方で「さとふる」の便利な点は、

  • 寄付金の申し込み段階から送られてくる「お礼品」の納期スケジュールを確認できるということ
  • マイページで寄付した金額と自治体名だけでなくその「お礼品」の情報も自動的に保管されるので管理しやすいこと
  • 自治体から発送された「お礼品」が今どこにあるのか?が追跡できること

です。

また、私が利用してみた感想では、

  • 「ワンストップ特例制度」手続きに必要な、申告特例申請書のフォーマットを「さとふる」のポータルからダウンロードできること
  • 寄付した自治体の住所情報がすぐに検索できること

の点が非常に便利で助かりました。

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